写真 © Yousuke Harigane
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福岡ラチス

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場所
Fukuoka, 日本
2022
チーム
Principal Architect: Keiichiro Sako
Architectural Design
SAKO Architects
Lighting Design
SAKO Architects

福岡ラチス 地下鉄駅から徒歩3分、大通りに接続する5.5m道路に敷地は接している。集合住宅が建ち並ぶ中に、このテナントビルは差し込まれた。

この建物の北立面は、隣接する集合住宅にとって今後数十年と存在する「風景」となる。長さ20mのRC打放し壁がつくり出す圧迫感を和らげるために、約875mm角の正方形に分割するスケールダウンを行なった。さらに「縦縞」「横縞」「たたき」の3種類の化粧型枠を用いて凹凸を持たせた。黒変の速度差が市松模様を際立たせ、持続的に変化する「風景」となると考えている。

2階と3階は医療系テナントが入居するため、開放性よりも接地性を高めることとした。そのため階段室をファサード側に配置し、8mm角のアルミ材で覆った。スラブ側面のみで支持することで、胴縁の無い繊細な面格子を構成している。116mm角のサイズは隣接する外壁タイルとのスケールの連続性が感じられる。将来的には蔦が階段室を覆うことで、蚊帳のような面格子が緑に覆われたファサードとなることを期待している。

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